移住支援金を活用して岐阜県ではじめる新しい暮らし
平島純生さん
- 調理補助
プロフィール
1953年長野県木曽郡生まれ。20歳で海上自衛隊に入隊し、50歳で機内食を作る会社に転職する。65歳の定年退職を機に、2019年4月に岐阜県中津川市に移住。株式会社サラダコスモが運営するレストランで調理補助の仕事をしながら、中津川市での暮らしを楽しんでいる。
岐阜県中津川市に移住して、思い描いていた田舎暮らしを実現
「先日、すごく驚いたんですが、庭先に蛍がいたんですよ。近くの川から飛んできたみたいで。やっぱり中津川市は自然が身近にあるんだなと実感しました」と、嬉しそうに話す平島純生さん。20歳で海上自衛隊に入隊して神奈川県横浜市に住み、50歳からは羽田空港で機内食を作る仕事に就いていた。しかし定年退職を機に、その先の人生はゆったりと田舎暮らしを楽しみたいと岐阜県中津川市への移住を決めた。
平島さんは長野県木曽郡の出身のため、近隣の中津川市は親しみのある土地だった。さらに、ちょうど岐阜県の移住支援金の申請対象者の条件にあてはまったこともあり、中津川市を移住先に選んだという。
現在は株式会社サラダコスモが運営する施設「ちこり村」内の地元農家で採れた野菜をふんだんに使ったメニューが評判のレストランで、週4日ほど調理補助として働く。
「ここで働いてみて、とにかく野菜の種類が多いことにびっくりしました。施設名にもなっているチコリも初めて知りましたし、生で食べられるかぼちゃのコリンキーとか、見たことも聞いたこともない野菜がたくさんあって、新鮮でしたね」。
憧れていた田舎暮らしを手に入れ、小さな家庭菜園も始めた。トマトやキュウリ、ナス、スイカにゴーヤ。「毎日、野菜の成長を眺めるのが楽しみなんです」と目を細める。
若々しさを維持しているのは、趣味のフルマラソンのおかげだろうか。67歳の今も現役で、全国各地で開催される大会に参加する。
「職場のみなさんにも温かく接してもらい、地域とも打ち解けられて、周りに自然があって。何不自由なく暮らせて本当にありがたいですね」。
平島さんに聞く中津川市の見どころ
①根の上高原
根の上湖と保古の湖がある根の上高原では、4月下旬から5月上旬に深紅のつつじが咲き誇ります。
秋は紅葉が美しく、冬はわかさぎ釣りも楽しめます。
②馬籠宿
古い町並みや水車など、中山道の宿場町の面影が今も残ります。
傾斜地にあるので石畳の坂道が多く、マラソンコースとしても走りがいがあります。
③苗木城跡
中津川市に移住して初めて観光で訪れた場所です。
山頂からは恵那山や笠置山、中津川市街地まで360度見渡せるパノラマの眺望が素晴らしいです。
平島さんも移住支援金を活用!
私は岐阜県の移住支援金で引越代などの一時的な費用が軽減でき、心にひとつ余裕ができました。おかげで同じ中津川市に住んでいる妹の家族と食事に出かけたり、フルマラソンの大会に出場するなど、移住後の新しい生活をスムーズに始められました。