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interview

「LGBTフレンドリー」な関市で若者のサポーターに

中村 文亮さん

- 関市地域おこし協力隊

プロフィール

前居住地:岐阜県岐阜市

中村さんに聞きました!
Q1.地域おこし協力隊に応募された動機を教えてください。

 私自身に男性のパートナーがおり、我々はLGBTQ+の当事者の家族になりますが、関市が2016年に「LGBTフレンドリー宣言」をしてくださっていること、
2022年4月に岐阜県で初めてパートナーシップ宣誓制度を取り入れてくださったことが、関市に移住したいと思う動機になりました。
 さらに私自身が大学院で「探究学習」を学んでいたこともあり、若者の支援業務に活かせると考えました。

Q2.現在どのような活動に従事されていますか?

 若者活躍推進事業に携わることが大枠のミッションとしてあり、VSプロジェクトというグループ活動や様々なイベントを通して、
若者の「やりたい気持ち」をサポートする取り組みをしています。画一的な正解を目指すのではなく、ひとりひとりの違いを尊重し合えるように活動したいと考えています。
 また、当事者として「LGBTQ+の講演会」を依頼されることもあり、今後も若者と関わる中で当事者の見える化ができたらいいなと思っています。

Q3.地域おこし協力隊としてのやりがいを感じることはどのようなことでしょうか?

 「若者」といっても、必ずしも熱意がある若者ばかりではなく、それこそ多様な方がいると感じております。
私自身もマイノリティであり、法的に置いていかれる体験も多くしてきました。前向きな若者と共に活動できることは非常にやりがいがありますが、
一方で誰も取り残さない社会づくりに貢献できたらと思い、新規に、”若者のどんな話も聞く”というコンセプトで相談業務を提案させていただきました。
 こちらは「若者のまちの相談室」という名前で、今後始動する予定です。

Q4.地域おこし協力隊として活動する地域に実際に暮らしてみた感想を教えてください。

 マイノリティを公言して働くことは初めてですが、周りの人の温かさに助けられて日々活動をしています。
地域おこし協力隊として活動する中で、改めて、人の繋がりの中で、自分も生かされているのだと意識することが多くなりました。
また休みの日でも、観光名所だけではなく、豊かな森や川、名前のない場所や瞬間に非常に心を打たれて過ごしています。
 この日々を、関市の地域、ひいては社会への貢献に繋がられたらいいなと思います。

Q5.地域おこし協力隊を目指す後輩へのアドバイスはありますか?

 私も研修の際に言われたのですが、人がひとりひとり違うように、地域も一つとして同じところはないと感じております。
様々な事例や、成功や失敗の体験談やアドバイスもあると思うのですが、やはりその地域のことは自分自身を通して学び、考えていくことが大切なのかなと思います。
 私も関市で活動しておりますので、ぜひいつでも会いにきてくださいね。