24時間燃え続ける
チンチン炭を目指して
中村 明弘さん
- 大垣市地域おこし協力隊
プロフィール
前居住地:岐阜県各務原市
中村さんに聞きました!
Q1.地域おこし協力隊に応募された動機を教えてください。
田舎に憧れていたことが大きな理由です。田舎で暮らしている人たちの生きた知恵や技術を学びたかったし、子どもの教育環境を考えたときに、自然と向かい合って遊んで成長してほしいという思いもありました。コロナ禍で患者様が減っていき、鍼灸院の経営をどうしようかなと思っていた時にちょうど募集があったので応募しました。
Q2.現在どのような活動に従事されていますか?
伝統文化である時山炭(ときやまずみ)製炭の継承が主な任務です。地元住民によって発足された時山炭保存会に支えられ、師匠に教わりながら時山炭を作っています。その他に、広報・販売などもしています。
第一目標は、一人で炭を作れるようになり自活できること。第二目標は、24時間燃え続けるチンチン炭をつくること。第三目標は、択伐し山に風と光を入れて元気な森にすること。また、活性炭・炭染め・炭石鹸作りなどいろいろなことができるといいなと思っています。まだまだ長~い道のりの途中です。
Q3.地域おこし協力隊としてのやりがいを感じることはどのようなことでしょうか?
学びがあるときにやりがいを感じます。木を切って、割って、運んで焚き付けとたくさんやることがあるので、学びもいっぱいありますし、チェーンソーの刃・木々・火・煙とそれぞれきちんと対話できるようになるともっと面白くなると思います。奥が深いのでやっていて面白いです。
大変な仕事なので体が悲鳴を上げることもありますが、それを治すことも学びがあって楽しいです。炭のお客様や応援してくれる方がたくさんいるので、励みになっています。
Q4.地域おこし協力隊として活動する地域に実際に暮らしてみた感想を教えてください。
私が現在暮らしている大垣市上石津町時山地区は、散歩しているだけでも楽しく気持ちがよく、とても贅沢な時間を過ごしています。
地域の方々からは、花や野菜を頂いたり、昔の様子を教えていただいたり、生活のアドバイスをもらったり、とてもよくしてもらっています。地域の将来を考えている人が多く、考え方が柔らかいと感じています。将来は、よりよい町づくりの一役を担えられたらいいなぁと思っています。
とてもいいところなのですが、元気すぎる虫たちが・・・(笑)
Q5.地域おこし協力隊を目指す後輩へのアドバイスはありますか?
移住者が多い地域だと、他所の人を受け入れる体制が整っていると思うので一つの目安になるかもしれません。移住者を紹介してくれる地域は、移住政策に自信を持っているはずなので、先輩移住者さんの話を聞いて、自分がその地域に合いそうかどうかの参考にしてみてください。