【公式】岐阜県への移住・定住ポータルサイト 加賀春香さん |移住者インタビュー|ふふふぎふ|岐阜県 岐阜県

interview

場所が変わると、気持ちも変わる。
移住こそ、自分の願いを叶える一歩。

加賀春香さん

- 会社員(農業)

プロフィール

1994年生まれ、愛知県名古屋市出身。地元の大学を卒業後は、兼ねてから希望していた農業の世界へ。同時に勤務先のある岐阜県高山市へ移住した。「新しい環境は不安もあったし、頼るところすらありませんでした。でも意外となんとかなるものですね。」と力強く話しつつ、今日もトマトやシイタケの栽培に奮闘している。

高山市には古いまち並みが残り、整然と並ぶ通りには数多くの博物館や江戸時代の商家が立ち並びます。春と秋に開催される高山祭りは、日本国内のみならず、海外からの観光客も毎年多数訪れることでも有名です。愛知県名古屋市で育った加賀春香さんは、大学卒業とともに岐阜県高山市の農業法人へ就職。現在はトマトやシイタケなど季節の野菜を栽培する加賀さんにお話をおうかがいしました。

移住前はどこでどのようなことをしていましたか?

愛知県内の四年制大学に通い、生物や食品・化学について学びながら実験やフィールドワークに取り組んでいました。

移住のきっかけは何ですか?

就職先を探していましたが、地元ではあまり希望に合った場所が見つけられませんでした。そこで愛知県に隣接する県まで範囲を広げて探すことに。その結果、現在の職場に声をかけていただき移住することになりました。

移住の決め手は何ですか?

職場見学の時に感じた職場の雰囲気や、社長の人柄からあたたかい空気を感じて……。ひとりでもここならやっていけそうだと感じられたことです。

どのようなプロセスで移住しましたか?

大学卒業後の進路として農業を考えていました。農業系の就職サイトがきっかけで橋場農園を知って。就職が高山市に決まったので、「じゃあ、移住しよう」となりました。

利用した支援制度や補助金はありますか?またどのように情報を入手されましたか?

移住した人に対して家賃の補助をしてもらえる「若者定住促進事業補助金」を利用しました。移住するにあたって利用できる補助金はないか調べていたら、偶然にも高山市のホームページで見つけることができました。

移住してまずはじめにしたことは何ですか?

まずは生活に必要なものを揃えました。初めての一人暮らしなうえ、初めての土地で不安ばかりで……。最初は散策もせず、仕事と家の往復の毎日を過ごしていたのを思い出します。

現在はどんな仕事をされていますか?

朝8時から17時まで農業の仕事に従事しています。繁忙期には「今が頑張り時!」だと気合いを入れて6時から18時くらいまで勤務します。夏はトマトの栽培、冬はシイタケの栽培と忙しくも充実した日々を過ごしています。

仕事はどのように見つけましたか?

「あぐりナビ」という農業系求人サイトで見つけました。

どんなときに岐阜に移住してよかったと思いますか?

移住により一人暮らしを始めた結果、生活力がついたことです。日々起こるさまざまな出来事に自分で対応しなければならないため、ちょっとした度胸もついたように思います。

地域とのつながりはありますか?

職場関係に限定されてはいるものの、知り合いは増えてきました。職場が農園ですから、野菜のおすそ分けをいただいたり、一緒に食事に行ったりしながら交流を深めています。

岐阜に移住して驚いたことはありますか?

日常的に野生動物に出会うことです。クマはまだ見たことはありませんが、キツネやタヌキ、カモシカ、イノシシなどは運転中に見ました。

住んでいる地域の魅力を教えてください。

夏の暑さの「爽やかさ」です。暑いには暑いのですがカラッとしているため日陰に入ると涼しく、家でもエアコンいらずです。そして星の美しさ。名古屋育ちの私は家の近所で見える星の量・質に感動しました。

岐阜で好きな季節はいつですか?

過ごしやすさでいえば春ですが、冬も好きです。とても寒いし、雪の中での運転は今でもとても怖いんですが……。ただ愛知県では雪遊びができなかったので、雪が降るとテンションが上がって、それだけで楽しい気持ちになります。

休日はどのように過ごされていますか?

地図を見てその日に行く道の駅を決め、そこで名物を買って食べたり温泉に入ったりしていました。途中で目的が道の駅から温泉に変わり、いつの間にかお風呂めぐりに……。
最近はお気に入りのケーキ屋さんに行くことが多いです。一日家でのんびりする日もあります。平日は仕事で余裕がないため、休日は自分の好きなこととやりたいことをするように心がけています。

子育ての環境はいかがですか?

結婚もしていないので、子育てはまだ想像がつかないです。

移住を検討されている方に一言お願いします。

新しい環境は不安もあったし、頼るところすらありませんでした。でも意外となんとかなるものです。「場所が変わると、気持ちも変わる」という言葉は、本当だと思います。やりたいことや興味のあることが移住すれば実現できるなら、チャレンジしてみる価値がありますよ。

出身地と岐阜を比べた場合、どんな違いがありますか?

一番は気候です。名古屋の夏はエアコンが必須で、蒸し暑く夜も寝苦しいです。冬はほとんど雪は降らないけれど、風のせいで痛いほどの寒さです。
高山の夏はカラッとしていて日陰は涼しく、家でも扇風機で十分です。冬は雪が積もりますが、空気の冷たさには痛い寒さではありません。