12月21日(土)に名古屋開催の令和元年度第8回清流の国ぎふ暮らしセミナーを開催しました。
今回のテーマは「やりたいことをやる。伝統を仕事にする生き方」と題して、美濃和紙でお面づくりワークショップを行いました。
講師には、紙漉き職人になるため神奈川県から美濃市に移住してきた寺田幸代さんにお越しいただきました。
寺田さんは30歳になったのを機に「やりたいことをちゃんとやろう。日本人に生まれたからには伝統工芸の仕事に携わりたい」と決意し、各地をまわったのちに美濃に決めたそうです。
師匠のもとで修業をして、今では寺田さん一人で工房を構え、紙漉きとしての仕事の他に、ワークショップやアート作品制作、商品企画・販売など、紙漉き職人におさまらない様々なことに挑戦されています。そんな寺田さんは「ただつくるだけではダメで、同時に売ることもできないと伝統工芸という仕事は稼ぐことはできません」と話されていました。
お面づくりのワークショップでは参加者の方々が自由に話をしながら、楽しんで制作されているのがとても印象的でした。自然と出てくる参加者の方々の質問に寺田さんが答えていただき、和やかな時間の中で交流をすることができました。
「まずはその地に訪れてみることだと思います。そこで感じたことがまた次に繋がると思うから」
どのお話も寺田さん自身の体験からくるお話のため、参加者の方々が移住に向けて何か行動を起こすきっかけに繋がるようなセミナーだったと感じました。
お知らせ
3/14-15に開催する「ぎふ暮らし交流体験バスツアー ノスタルジックライフ」では、実際に寺田さんの工房を訪れて、美濃和紙のワークショップを体験することができますので、ご興味ある方はぜひツアーにお申込みください。
今後のセミナーの予定
★2月22日(土)13:30-15:00
テーマ「ぎふでのびのび子育て」
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★3月10日(火)18:30-20:00
テーマ「柔軟な働き方がぎふをおもしろくする」
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